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保健師の仕事とは?行政・病院・学校・企業など職場別の特徴を解説2017-08-14

看護師のお仕事

「看護師」と「保健師」の国家資格が必要な保健師は、人々の健康を守るために、疾病予防のサポートを行うのが仕事です。その活躍の場は病院だけにとどまらず、保健所や保健センターなどの行政、学校、企業と多岐にわたります。
では、それぞれの職場で、保健師は具体的にどのような仕事をしているのでしょうか?
この記事では保健師に興味を持っている人を対象に、保健師の仕事内容を職場別に解説します。保健師を目指している人には、職場選びの参考になるでしょう。

勤務先で異なる保健師の仕事内容

保健師の活躍の場は幅広く、どこで働くかによって仕事内容も変わってきます。各職場の特徴や働きやすさ、社会の中で果たす役割についてご紹介します。

●保健師の基本的な仕事内容
人々の病気やけがを防ぐために働きかけていくのが保健師の仕事です。具体的には、病気の予防や健康管理の指導、健康診断の実施といった活動を行い、体や心の不調を訴える人の相談にも乗ります。

●保健師の増加と活躍の場
活躍の場が幅広く、ワーク・ライフ・バランスをとりやすいなどの理由から、医療系の職業の中でも人気が高く、保健師国家試験の受験者数は平成26年度までほぼ右肩上がりで増えていました。
保健師として働く人の数は平成16年に3万9195人だったのが、平成26年には4万8452人になり、10年間で9000人以上増加しています。
行政保健師、病院保健師、学校保健師、産業保健師、その他施設で働く保健師がいます。

・行政保健師
都道府県の運営する保健所や、市役所の保健センターといった公的機関が職場の保健師です。厚生労働省の「平成26年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」によると、保健師の資格を持つ人のうち約6割が行政保健師なので、就業先として最も一般的といえるでしょう。公務員として働くため、行政保健師になるには公務員試験を受験します。

・病院保健師
医療機関を職場とする保健師です。職場には総合病院や精神科のある病院、クリニックなどがあります。看護師と同じように夜勤に入る場合もあります。

・学校保健師
主に専門学校や大学の保健室で働いているのが学校保健師です。中には私立の小学校や中学校、高等学校でも、保健師を置いている所があります。学校の保健室にいる養護教諭とは異なる職業です。

・産業保健師
民間企業で働いている保健師です。大企業の健康労働組合や、企業内の医務室に常駐し、従業員の健康を管理します。一般企業に勤める産業保健師は夜勤や残業が基本的になく、ほかの職場よりも年収が高くなる傾向にあります。しかし、一企業での雇用は一人または数人程度と、狭き門になっています。

・その他の職場
高齢者向け、または子ども向けの福祉施設も保健師の就業先となっています。児童相談所への配属も増えており、被虐待児をケアする以外に、関係機関との連絡調整なども担当します。
特定非営利活動法人(NPO)や非政府組織(NGO)に所属し、海外で衛生教育を広める活動を行う保健師もいます。

行政保健師の仕事内容

保健師の中でも最も割合が多い行政保健師は、主に保健所か保健センターで働いています。業務にはどのようなものがあるのでしょうか。

●都道府県や市町村の公務員として住民のために働く
地域の保健所や市区町村の保健センターで働く行政保健師は、地域に住んでいる人々の健康を守るのが主な仕事です。保健所の場合は都道府県の公務員として働き、保健センターで働く場合は市町村の公務員ということになります。
行政保健師の募集は頻繁にありません。基本的には年に一度で、臨時職員の募集が行われるときもあります。

●保健所での主な仕事内容
都道府県全体について健康促進や保健指導を行い、都道府県民の健康をサポートします。勤める部署などにより仕事内容が異なりますが、主に以下のような仕事があります。

地域で抱えている健康課題について、解決するための取り組みの企画や実施を行います。
感染症発生時の体制を整えたり、予防対策を行ったりして感染症対策を行うのも仕事です。保健所で行っているHIV検査では、検査前のカウンセリングや検査後の相談を担当します。
また、市町村や医療機関などと連携して、難病患者や精神障害者のサポートも行っています。

●保健センターでの主な仕事内容
保健センターでは、保健所よりもさらに地域に根ざした活動が行われます。乳幼児から高齢者まで、地域住民とコミュニケーションをとり、住民が抱える健康問題の解決などに直接関わる業務が多く見られます。
具体的には、地域住民の健康管理や保健指導を行い、健康増進に努めます。健康問題について教室を開き、啓発活動を行うこともあります。
高齢者に対しては自宅訪問や健康相談を行い、介護予防(要介護状態になるのを防ぐ、あるいは遅らせる)や生きがいづくりをサポートします。
子育て支援としては、妊娠中・出産前後の女性に対する検診や指導を行い、乳児検診などで母子の健康管理に取り組みます。

病院保健師の仕事内容


主な仕事は患者さんに対する健康指導ですが、時には看護師に近い役割を任せられることもあるのが病院保健師です。病院の中には、生活習慣の見直しや健康増進で病気を未然に防ぐ「第一次予防」に力を入れるところも見られます。

●病院保健師の主な仕事
健康診断や保健指導、健康教育を行い、病院で働く職員をサポートします。
病院を訪れる患者さんや、その家族の相談に乗るのも仕事です。入院している患者さんの健康管理を指導することもあります。時には、在宅療養になった患者さんの退院後の生活をサポートするため、行政や訪問看護ステーションなどと連携する役割を担います。
訪問看護を行っている場合は、患者さんの自宅を訪問し、アドバイスすることもあります。

●病院保健師を志望する場合
総合病院など、保健師だけでなく看護師としての業務も任される病院があるため、保健師の業務を専門で担当したい場合は、自分の希望と求人にミスマッチがないよう応募の際に注意してください。

病院保健師の仕事内容

学校に勤める学校保健師は、生徒と先生の健康を守り、施設内の環境管理を行うのが主な仕事です。学校保健師の求人は少なく、見つけるには根気よく探す必要があります。

●学校保健師の主な仕事内容
学校の生徒や教師に健康診断を実施するほか、健康の相談に乗り、健康管理の指導を行います。生徒と教職員のメンタル面をケアするのも仕事の一つです。
時には、学校を拠点として地域住民に対して健康教育を行うこともあります。

●養護教諭との違い
学校保健師は、保健室にいる養護教諭と混同されがちですが、養護教諭は保健師の資格と養護教諭の免許を持っています。

産業保健師の仕事内容

企業に勤める産業保健師は、従業員の健康を守るのが主な仕事です。ストレス社会の現代では、メンタルヘルスケアも重要な仕事の一つとされています。

●産業保健師の主な仕事内容
産業保健師は産業医などとチームを組み、従業員の健康管理と健康増進に努めます。健康診断はもちろん、生活習慣病を予防するための指導も行います。
産業保健師の細かな仕事内容は、働く企業の業種や企業内の配属先によっても異なります。

海外出張のある企業では、予防注射など出張時の感染症対策に携わります。
メーカーなどの工場の医務室に勤める場合は従業員のけがに対応するほか、工場内の環境調査を行い、従業員が快適な環境で働けているかどうかチェックします。また、工場内で企業に勤める産業保健師は、社員の健康を管理・増進するのが主な仕事です。ストレス社会の現代では、メンタルヘルスケアも重要な仕事の一つとされています。

●産業保健師の主な仕事内容
産業保健師は産業医などと協力し、社員の健康管理と健康増進に努めます。健康診断はもちろん、生活習慣病を予防するための指導も行います。
産業保健師の細かな仕事内容は、働く企業の業種や企業内の配属先によっても異なります。

海外出張のある企業では、予防注射など出張時の感染症対策に携わります。
メーカーなどの工場の医務室に勤める場合は従業員のけがに対応するほか、工場内の環境調査を行い、従業員が快適な環境で働けているかどうかをチェックします。また、工場内で特殊な薬剤を扱う従業員に対しては、通常よりも基準を厳しくした健康管理を行います。

現代社会ではうつ病の対策など、メンタルヘルスケアも重視されており、企業も力を入れ始めています。メンタルヘルスケアが必要な従業員をサポートするのも保健師の仕事です。

●産業保健師を目指す場合
ある程度規模の大きな企業でなければ、産業保健師の採用はありません。ほとんどの場合、一企業に一人程度の採用となるため、産業保健師の求人は倍率が高くなっています。
初めから正規雇用のみに絞らず、まずはパートや非常勤として就業し、現役の保健師同士や企業とのつながりをつくった上で、正規雇用を目指すという方法も検討してみましょう。

人々の健康を守る保健師として働くために

保健師は働く場所によって、仕事内容はもちろん、社会の中で果たす役割にも違いがある職業です。「地域社会に貢献したい」「企業で働く従業員をサポートしたい」など、職場にこだわりを持って転職活動をする人もいるでしょう。
保健師として働きたいときに大きな壁となるのは、求人の少なさと競争率の高さです。正規雇用にこだわりすぎず、まずは非正規雇用で働いてステップアップを目指すのも一つの手段でしょう。
どの職場で働きたいのか、今回の記事を参考に考えてみてはいかがでしょうか。

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